年間6,500人の命を救え!あの万博で98.3%の人が満足した【ミライ人間洗濯機】が介護施設へ

2026.01.16 ミラブルテクノロジー

大好評のうちに幕を閉じた、昨年の万博。そこで展示され、入浴体験をした人の98.3%が「満足」と評価したミライ人間洗濯機が、高齢者施設向けにアップデートされ社会実装されることとなりました。

ゴシゴシこすらず、身体をきれいにする新しい入浴体験で、超高齢社会における社会課題を解決する革新的な手段として期待されている「ミライ人間洗濯機 社会実装版(高齢者施設用)」について、詳細をご紹介します。

交通事故死の3倍! 冬の入浴が危険なワケ

年間6,500人以上の高齢者が入浴中に亡くなっており、その数は交通事故の約3倍に上ることをご存じでしょうか?

とくに12~1月の冬場は他の季節よりも入浴中の溺死が多く、この10年間で3割以上も増加しています(厚生労働省「人口動態統計」より)。これは暖かい室内から寒い脱衣所や浴室に移動することによるヒートショックが一因と考えられています。

ヒートショックとは、急な寒暖差や長く湯に浸かることで血圧が急激に変化し続けることで、意識を失ったりすること。浴そう内で気を失うと溺れたり、最悪の場合はそのまま溺死につながりますし、浴そうから出ていても転倒のリスクが残ります。

高齢者は血圧が変動しやすく、ヒートショックの危険性も大。常にリスクを抱えながら毎日入浴しているわけです。

 

「支える側」も「支えられる側」も限界……。介護現場が抱える入浴介助の三重苦

また、季節に関係なく介護現場では入浴介助が大きな負担となっています。

リフトやロボットなどの機械も発達してきたとは言え、保定したり体重を支えながら入浴させ、身体をこすったりゆすいだりする作業はまだまだ人頼り。介助者の腰や肩などにも大きな負担がかかり、介護に携わる方からも「肉体的にキツい」という声が上がっています。

さらに、介護者に何かあったら……という精神的負担も重いのも悩みのタネ。介護度が低い人でも転倒しないよう介助や見守りをする必要はあるため、入浴介助の負担をいかに減らすかは、人手不足の介護業界における大きな課題となっています。

ちなみに高齢者の皮ふは薄く、乾燥しやすいもの。ですから、力任せにゴシゴシ洗ってしまうと皮ふを傷つける恐れがあり、かと言って限られた時間で入浴を終わらせなければならず、これも入浴介助の難しさとなっています。

これらの入浴にまつわるあらゆる課題を解決し、今までの常識を覆す技術革新が、「ミライ人間洗濯機 社会実装版(高齢者施設用)」です。万博での公開以来、たくさんの期待の声が寄せられた「ミライ人間洗濯機」が、満を持して提供スタートするのです。

 

1970年に描かれた未来が実現――万博がつないだ55年越しの約束

そもそも人間洗濯機の構想は、1970年の大阪万博が原点。「人類の進歩と調和」をテーマに沿った企画として三洋電機(当時)が「人間洗濯機(ウルトラソニックバス)」を出展したのです。

カプセルに入るだけで、洗浄から乾燥まで全自動で完了する夢のマシンは、来場者からも大人気となり、ひと目見ようと連日長い列が出来ました。まさに、入浴に対する概念が変わった瞬間でした。

この革新的な取り組みを、独自のファインバブル技術を用いてアップデート、現実化できるのではと考えたサイエンスは、急ピッチで開発を進め、2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンに「ミライ人間洗濯機」を展示しました。

会期中は見学するだけでなく、1,277名の方に体験もいただき、満足度98.3%という驚異的な評価を得ました。まさに、1970年に描かれた未来がレガシーとなり、現実へと変わった瞬間でした。

今回、この「ミライ人間洗濯機」を介護現場向けにチューンナップし、現場の負担軽減・安全性向上と、経験やスキルに依存しないケア・利用者の快適性を両立させる「ミライ人間洗濯機 社会実装版(高齢者施設用)」としてリリースされました。同マシンは、介護現場に特化したことで以下の5つの特長を備えています。

1.ミラバス洗浄により、洗浄剤を使用せずマイクロバブルで浸かるだけで洗身可能

2.ミラブル洗浄により、肌の汚れを気泡が優しい研磨剤のような役割で汚れを洗い流します。気になる部分にあてることで集中洗浄も。

3.介護負担の劇的軽減:「支える」「こする」が不要で、入浴介助の負担を大幅に削減

4.安全第一の設計:浴槽をドア式にすることでまたぐ必要なし。転倒リスクを軽減。

5.ウルトラファインバブルの作用で、肌の水分量向上が期待できる

直径0.13μmの気泡、ウルトラファインバブルは毛穴よりもはるかに小さい1/2000以下のサイズ。毛穴の中にまで入り込み、洗剤なしでも十分な自然な洗浄力を発揮し、デリケートな肌にも安心です。

 

「ミライ人間洗濯機」は社会課題も解決する。「入浴の社会インフラ化」への挑戦

入浴介助の負担を減らすことで、介護する側もされる側も心と時間のゆとりを生み、より良い介護につながるはず。

「ミライ人間洗濯機 社会実装版(高齢者施設用)」は、まず高齢者施設へ導入し、そこから得たフィードバックを元に、介護環境の持続可能性に役立つアップデートを続ける予定です。

また、「お風呂が億劫」と感じる方には、手軽に楽にお風呂を楽しめるエンターテイメント空間として「ミライ人間洗濯機」を楽しんでいただき、今後の一般家庭への普及も見据えていきたいと考えています。

サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山 恭明は、「私たちが目指すのは単なる製品販売ではなく、ミラブルテクノロジーを通じて『入浴が健康をつくる』という新しい社会常識を確立し、日本発の技術で現代の日本が抱える超高齢社会課題を解決すること」とコメントしています。この言葉の通り、今回の社会実装版のリリースは「入浴を社会インフラ化する」というサイエンスのビジョンの第一歩なのです。

シャワーだけで保湿ケアに差が出るなんて、びっくりでスー。これからさらに空気が乾くこの季節、保湿を意識したバスタイムやケア習慣をつけたいものでスーね!

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