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本記事は、サイエンスの企画広報部とゆるキャラ「スーさん」が実際に、大阪・関西万博へ出向き、ミライ人間洗濯機を体験した記事の後編です。
▼前編はこちら
【前編】ミライ人間洗濯機を体験してきた!大阪・関西万博で“カラダもココロも自動で洗われる時代へ”ミライ”のお風呂を先取り
特許技術で実現した安定した泡
ここで気になるのは「なぜこんなにも泡が安定して発生できるのか?」という点。実はこの仕組みを支えているのが、サイエンス独自のトルネードミスト方式(特許第6717991号)です。内部で1秒間に約2,000回転もの高速渦巻きを発生させ、気泡を細かく砕きながら生成。この技術により、安定したウルトラファインバブルを水に含ませることが可能になっています。
この技術はすでにシャワーヘッド「ミラブル」や入浴装置「ミラバス」に応用されており、日常生活の中でも美容・健康アイテムとして親しまれています。
家庭にもつながっていくんでスー!

心まで整える映像と音楽
「洗濯」はカラダだけにとどまりません。入浴中、背中のセンサーが心拍を計測し、AIが心身の状態を分析。心地の良い音楽とともに、スクリーンには大自然が映り、気づけば春の草花の間を駆け抜けていました。
風に揺れる花びらの一枚一枚まで鮮やかに感じられ、まるで自分自身が自然の一部になったよう。呼吸に合わせるように映像と音楽が変化し、心まで整えられていく感覚に包まれます。
ココロまで洗濯されていくんでスー!
体験を終えて

約15分の体験を終え、心身ともにすっきり穏やかな状態でカプセルから出た瞬間、多くの人に囲まれていることに気づきました。その人だかりと熱気に触れ、「ミライ人間洗濯機」への関心がいかに高まっているかを、改めて肌で感じた瞬間でした。
普段のお風呂では味わえない「心身を同時にケアする」という新しい入浴文化の可能性を感じました。「人間洗濯機」というユニークなネーミングに惹かれてやって来ましたが、体験してみると、“ただの話題性”にとどまらない技術と思想に驚かされました。
これはぜひみんなに体験してほしいでスー!
家庭用として普及するのはまだ先かもしれませんが、実は現代でも“人間洗濯機”に近い体験は可能です。
それが、浴槽用ウルトラファインバブル発生装置の「ミラバス」と、シャワーヘッドの「ミラブル」。どちらもサイエンス独自の技術を搭載しており、組み合わせることで全身を泡で包み込み、日常の入浴がまるで未来の“セルフケアタイム”に変わります。
万博では未来を先取りする形で体験しましたが、すでにその入り口は私たちの生活に届き始めています。美容、健康、そして心のケアまで含めた“ミライのお風呂”のかたちが、少しずつ現実になっていることを実感できる体験でした。
スーさん:「ぼくもちゃっかり体験してきたでスー!」


会場では、「濡れないミスト」を放出する猫型ロボットも活躍していました!
手をかざすと、濡れることなく「ひんやり」と感じるこのミスト噴出ロボットは、なんと12時間使い続けても、水量2Lしか使用しないという脅威のコスパを持ちます。猫の顔の両サイドに一つずつ吐出口がついており、ウルトラファインバブルを放出します。
このロボット自体には冷却機能がないため、「水(ウルトラファインバブル)」のみを使用して「ひんやり」を作り出すエコな仕組みです。

今後は熱中症対策として空気を冷やしたり、体感温度を冷やすために使用される予定です。



