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「ファインバブル」には国際標準企画がある
ファインバブルって最近よく聞くけど、とっても細かい泡のことでス―よね? マイクロバブルとかナノバブルとうたう商品もあるけれど、どれが一番いいのでスー?
シャワーヘッドなどへの活用で注目を集めるファインバブル。国際標準規格<ISO>や日本産業規格<JIS>では、直径100μm未満のとても細かい泡と規定されています。つまり、いくら細かな気泡に見えても、直径100μm以上の大きさは「ファインバブル」とは言えません。
さらに、直径1μm未満の気泡を『ウルトラファインバブル』、直径1~100μm未満の気泡は『マイクロバブル』と2種類に分類しています。

マイクロバブルとウルトラファインバブルでは泡の挙動が異なるため、一口に「ファインバブル製品」とは言っても、どちらの気泡を生成するのか、また期待する効果に合わせた気泡を発生させる設計になっているかを確認するのがおすすめ。
ちなみに「ナノバブル」という用語は国際標準規格では使用しないと定められています。
色々な名前があっても、同じくらい細かい泡とは限らないんだね。商品選びのとき、品質の良さがわかる目安はあるのでスー?
信頼性を担保する、ファインバブル産業会の認証登録制度
商品、それもファインバブルの“質”をチェックできるマークがあれば、とっても安心ですよね。
日本では「一般社団法人ファインバブル産業会」という業界団体があり、一定の基準を確認された商品には認証を示すFBIAマークを発行しています。認証制度には「1a認証」(測定ラボでサンプル水の計測した結果のみを評価したもの)と「1b認証」(製品製造上の品質管理に加え、気泡の発生が出荷する製品全てを認証)に分類されているので、「1b認証」マークのある商品なら、自宅で使っても十分な性能を発揮できる可能性が高いということが担保されていることになります。


ファインバブル産業会には国内外77社の民間企業や12の所轄機関・大学等が所属し、ファインバブルにまつわるあらゆる規格の国際標準化や共通基盤情報を収集するプラットフォーム化などを通じ、SDGs達成やファインバブル産業の健全な成長を目指そうとしています。
信頼性の高い、第三者機関による認証制度があるというのは安心ですよね!
きちんとした認証マークがある製品は安心でス! 認証の有る無しはどうやって見分ければ良いのでスー?
製品の箱に貼ってある、認証マークをチェック!
サイエンス製品の場合、ミラブルシリーズなど一般小売商品は箱側面に、住宅設備等の大型の製品は取扱説明書に認証マークが貼付されています。
ファインバブルのシャワーヘッドを購入する際は、ぜひ店頭でマークを確認してみて!
安定したファインバブルが生成される製品を選ぶには、認証マークが大事ということでスーね! ちなみに気泡が多い方が効果が高いのでスー?
ミラブルは気泡の数もしっかり検証済み
見えないほど小さな気泡の数の測定にはレーザー光を用いた粒子計測が良く用いられます。
ただし、この方法では、計測した粒子が泡なのか固形物なのかまではわかりません。
しっかりと泡であることが確認されて本当の意味でのファインバブル製品と言えます。
また、そもそもファインバブルは偶発的にも発生することがある自然現象です。その製品の発生機構が安定的に働くことで十分な気泡量が発生していることが確認され且つ有効に作用する工夫がなされていることが重要となります。
優しい肌あたりで一気に汚れを流したい「身体の洗浄」はトルネードミスト、毛穴の奥までしっかり汚れを落としたい「洗髪」はスプラッシュストレート、細かな歯間の汚れを落としたい際はリングストレート……といった具合に、水流と水圧を上手に組み合わせることで気になる汚れやニオイを解決できるバスタイムになるでしょう。
なお、ミラブルシリーズはウルトラファインバブルを含む水が出ますが、浴そう型の「ミラバス」ではマイクロバブルを吐出する設計になっています。というのも、マイクロバブルは、汚れ付着し、剥離させ水面に持ち上げる働きがあるため、バスタブに溜めたお湯の中でも優れた洗浄効果が期待できるのです。
逆にウルトラファインバブルは細かすぎて浮力が作用できず、水中では汚れを持ち上げることが出来ません。汚れと肌の間に入り込むことは得意な泡なので水流に乗って汚れの付着している力を弱めることからシャワーに適しています。
このように、ファインバブルの品質や使い分けにこだわっているサイエンス製品。ファインバブルのチカラを体感したいなら、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
JIS、ISO、ファインバブル産業会の規格や認証は、ファインバブル製品を買ったり、使い分ける参考になりまスーね。どんな泡が、どれだけ安定して発生しているかも気にして、商品選びをすると良さそうでスー!




