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2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで、1,277名の方に体験いただき多くの驚きと感動が生まれた「ミライ人間洗濯機」。その裏側では、6カ月間にわたり現場を支え続けたアテンダントたちの奮闘がありました。
サイエンスブースの運営統括・常務取締役 小池 直人のもと、日々来場者と向き合い、予想外の出来事にも対応しながら、未来の入浴体験を伝え続けた現場スタッフたち。彼らは何を感じ、何を学んだのでしょうか。万博という大舞台で汗を流した人々のリアルな声をお届けします。
アテンダントたちの万博
ミライ人間洗濯機の体験ブースには、15名のアテンダントが常駐し、体験者の誘導や、見学者への案内などの業務を務めました。サイエンスブースを支え続けた彼らが体験したエピソードや想いをお伝えします。

万博へ、そしてサイエンスのブースへ

―アテンダントに応募しようと思った理由を教えてください。
・求人を見つける前から、人間洗濯機が万博で展示されることをニュースで知り、興味を持っていました。そのアテンダント募集を見つけ、人前に立つ仕事は未経験で迷いましたが、万博であの人間洗濯機に関わることができるという好奇心が勝り、応募を決めました。
・他の万博求人は「万博での仕事」と大まかな記載のみでしたが、サイエンスの募集ページではミライ人間洗濯機に関する業務内容が詳しく書かれており、興味を持ちました。
―応募前に「ミライ人間洗濯機」や「ファインバブル技術」について、どの程度知っていましたか? また、応募前と実際に働いてみた後で、印象はどう変わりましたか?
・応募前はホテルで使ったことがあり、化粧水の浸透率が上がり、乾燥肌な私でも安心して使えた記憶があります。今回の採用募集に無事通過した後、ファインバブルのことを学び、本当にすごい技術なんだと再度実感がわきました。この技術をミライ人間洗濯機と共にもっと広めたい!と思いました。
・「人間洗濯機」については前の万博で展示されていた程度の知識でしたが、ファインバブル技術が環境にも人にも優しく洗浄できるということを、知識と実践を通じて体感しました。また、「ミライ人間洗濯機」は遠い未来の話だと思っていましたが、すでに家庭で使える技術になっていることに驚きました。
現場で出会った人々

―アテンダントとして最も印象に残っている来場者とのエピソードを教えてください。
・前回の万博とのつながりを強く感じられた点です。1970年の万博で人間洗濯機を見たと嬉しそうに話される方や当時の写真を見せてくださる方、「ずっと入ってみたかった」と体験される方など、多くの観覧者と出会いました。前回の万博とのつながりを実感できたのは、ミライ人間洗濯機のアテンダントだからこそだと感じています。
・メモを取りながら目を輝かせ、「アレは何?コレは何?」とたくさん質問してくれる小さなお子さまもいて、興味を持ってもらえたことが嬉しかったです。
・感動したのは、ミライ人間洗濯機を体験された方が「お姉さんに案内してもらって本当に良い経験ができました。ありがとう」と言ってくださり、一緒に記念撮影したことです。さらに、その直後にミラブルを同行者の方と一緒に購入し、見せに来てくださいました。本当に感動しました。
―来場者から最も多く聞かれた質問は何でしたか? また、その質問にどう答えていましたか?
・「どうやって洗うの?石鹸はいらないの?」という質問に対し、ファインバブルの技術で洗うことをご説明しました。
・「息はできますか?」という質問が多かったです。その際は「息はできますよ! 前を向いていればミストが軽くかかる程度です。」と答えていました。
6カ月間を通じて

―アテンダント業務で最も苦労したこと、または予想外に大変だったことを教えてください。
・デモンストレーション中の交通整理が最も大変でした。ミライ人間洗濯機を見たい方々が立ち止まってしまいます。見たい気持ちは十分理解できるものの、動いてもらうのに苦労しました。
・同じ作業を毎日繰り返しているように見えますが、来場者は毎日異なるため、その都度で求められる対応方法が変わり、柔軟性が求められました。
・宇宙シャワーでは、海外からのお客様にこの素晴らしい技術を英語でどう伝えるか悩みました。
―アテンダントを経験して、ご自身の中で変化したこと(考え方、価値観、スキルなど)があれば教えてください。
・混み合う万博をあまり楽しめていなかった女の子が、スタッフとのやりとりで「楽しかった!」と折り紙をくれた時、自分の対応ひとつがお客様の万博体験を左右するという当事者意識と、大きな責任を実感しました。
・英語のスピーキング力が格段に上がりました。正しい文法や発音よりも、「伝えようとする気持ちがあれば伝わる」という気持ちの変化が大きかったです。この半年間は、人生で最も英語を使う日々になりました。
・万博を通じて多くの国の文化や人々と出会い、今まで狭い世界しか知らなかったことに気づきました。人とのつながりを大切にし、成長し続けることをモットーに生きていきたいと思います。
運営統括・小池常務が語る舞台裏
アテンダントをはじめ現場全体の運営を統括した、サイエンス 常務取締役の小池に話を聞きました。
6カ月間を走り切って
―万博期間を終えた率直な感想、印象的だったことを教えてください。
事故なく、滞りなく運営が終了できたことに安堵しています。その一方、来場した方の「ミライ人間洗濯機」に対する今後の期待は大きいと感じました。この技術を世の中に普及させ、社会実装していくことの期待を直に感じたので、喜びとともに使命感も湧いています。
運営の舞台裏
―アテンダントチームをどのように編成・育成する際に意識した点はありますか?
若い女性のメンバーが主となっていたので、アテンダント同士生涯の仲間になってほしいという気持ちと、全員でこの大イベントを成功させたいという想いで、常に「one team」という言葉を意識し、心がけて接してきました。
―想定外の課題はありましたか?
サイエンスのブースは、大阪ヘルスケアパビリオン2階の「ミライのヘルスケア2」という場所に「宇宙シャワー」を、また1階の「アトリウム」に「ミライ人間洗濯機」を展示していました。それぞれ適宜人数を配置、シフトを組んできましたが、予想以上に「ミライ人間洗濯機」の人気が高すぎたので、シフト運営がかなり難しかったです。
―来場者の反応で印象的だったことを教えてください。
ミライ人間洗濯機に入りたくて、予約をしていないのに水着を持参して来場される方がいたことです。また、ミライ人間洗濯機を見た途端に、涙を流しながら感動した方々が、少なくなかったことです。
―万博での学びを今後の事業にどう活かすか、展望をお聞かせください。
世の中に新しい価値ある習慣を普及させていくと同時に、私どもサイエンスが持つミラブルテクノロジーでさまざまな分野の課題解決に貢献していきたいです。
小池 直人プロフィール
株式会社サイエンス 常務取締役。
大阪・関西万博ではサイエンスブースの運営統括を担当。家族のような絆と熱い情熱を大切にし、仲間と共に持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けている。

万博を支えた人々からのメッセージ
万博という舞台で輝いた人々の情熱が、ミライ人間洗濯機の価値をさらに高めたことは間違いありません。人間洗濯機を見て涙を流した方がいたこと、予約なしで水着を持参して来場する方がいたこと、体験後すぐにミラブルを購入される方がいたこと―これらすべてが、技術への期待と感動の証です。
現場で生まれた情熱と絆は、アテンダントの方々の未来はもちろん、サイエンスの未来、そして「ミライ人間洗濯機」の社会実装という新たな挑戦へとつながっていきます。アテンダントと共に走り抜けた6カ月間の経験を糧に、サイエンスは次のステージへと進んでいきます。




