ミライ人間洗濯機の今後―サイエンス会長が語る、55年越しの夢と販売化への決断―

2025.11.03 ミラブルテクノロジー

1970年の大阪万博で世界を驚かせた「人間洗濯機」。55年の時を経て、「ミライ人間洗濯機」として再び万博を沸かせたサイエンスホールディングスの代表取締役会長・青山 恭明は、万博終了後の販売化を決断しました。なぜ半世紀前の夢を現実にしようとしたのか。万博で何を感じ、どんな未来を描いているのか。ファインバブル技術で世界に挑み続けるトップが語る、ミライ人間洗濯機の可能性と未来のビジョンをお伝えします。

55年越しの挑戦 ―なぜ今、人間洗濯機だったのか―

月の石、動く歩道、携帯電話――1970年の大阪万博には、人々の心を未来への期待で満たす展示が数多くありました。三洋電機(現パナソニック ホールディングス)の人間洗濯機「ウルトラソニックバス」もその一つ。「肌をこすらずに体をきれいにできるなんてあり得ない!」と衝撃を受けた10歳の少年が、後にサイエンスを起業する青山でした。

「サンヨー館で見た人間洗濯機が忘れられなくてね。親に頼み込んで、半年間で20回は行きました」(青山)

1970年大阪万博で展示された人間洗濯機
(パナソニックホールディングス提供)

当時大注目を集めた人間洗濯機は、技術面・コスト面・安全面において実現不可能とされてきました。しかし青山は、長年その評価に強い悔しさを抱えていました。というのも、サイエンスが開発してきたミラバス(当初のマイクロバブル入浴装置)は、「人間洗濯機が目指した洗浄体験」をすでに実現している——青山自身はそう考えていたにもかかわらず、世の中では「人間洗濯機だけは実現されなかった」と語られ続けていたからです。

そして2018年、2025年の大阪・関西万博の開催が決定した瞬間、青山は決断します。人間洗濯機を、サイエンスの技術で新しい形に生まれ変わらせ、誰もが納得できる“本当の洗浄体験”を証明することを。

「少年だった僕のように、“未来はどうなるんだろう”と胸躍らせるような人間洗濯機を絶対に作ると強く決意しました」(青山)

青山 恭明 プロフィール

株式会社サイエンスホールディングス代表取締役会長。

2007年、工業用に用いられる超微細気泡(ファインバブル)技術に着目しサイエンスを創業。「水と泡で世界を変える」をビジョンに、独自のファインバブル発生技術を確立。ミラブルシリーズをはじめ、医療・農業・工業分野でも革新的な製品を生み出し続けている。

万博での手応えと12歳少年との出会い

ファインバブル専業メーカーとして蓄積してきた技術力で、「心も体も洗う」をテーマに約1億円を投じて開発した「ミライ人間洗濯機」。コックピット型カプセルに、350リットルのお湯が一気に満たされ、マイクロバブルが発生。背中のセンサーが心電・心拍・自律神経をリアルタイムで測定し、そのデータをもとにウルトラファインバブルを含む「ミラブル水流」が吐水。AIが一人ひとりに最適な水流を自動調整します。心電波形に基づいて自律神経を整えるリラクゼーション機能を搭載し、排水から乾燥まで自動完了。1970年の夢をサイエンスの技術力で実現した「未来の入浴体験」が完成したのです。

スーも体験して、本当に心も体もすっきりしたでスー!

大阪ヘルスケアパビリオンに展示したミライ人間洗濯機

 

万博開幕後は、ミライ人間洗濯機は毎回人だかりができる人気ブースとなりました。青山は来館者の驚きと感動の声を直接聞く中、ある日、小学5年生の少年と出会います。

もともと「将来はYouTuberになりたい」と話していた少年は、ミライ人間洗濯機を見た後、目を輝かせてこう言いました。

「僕もこの会社に入って、これよりもスゴイものを作って、たくさんの人を感動させる人になりたい」——その言葉に、青山は胸を打たれました。

「あの少年の目を見た時、これは単なる製品開発ではなく、未来への懸け橋なんだと確信しました」(青山)

1970年の大阪万博で人間洗濯機を見た青山は、当時10歳。目の前の少年とほぼ同じ年齢でした。あの日の自分と重なる少年の姿に、青山は55年という時を超えて、夢がつながった瞬間を感じたのです。万博という場が、再び一人の少年の未来を動かしたことは、ミライ人間洗濯機プロジェクトにとって、何よりの成功でした。

小学4年生の青山さんと今回会った小学5年生の少年の夢が重なって見えるでスー!

万博から市場へ ―販売化という決断―

「会期中にミライ人間洗濯機をご体験いただいた多くの方々から、『また入りたい』『これが未来の当たり前になれば』といったお声を多数いただきました」(青山)

 開幕翌日にはアメリカから購入したいと、現物を見に万博会場にお越しになったり、それ以外にも色々な方から購入希望の連絡があり、販売価格や導入方法、体験希望に関する問い合わせが殺到。展示限定の一点ものとして開発したミライ人間洗濯機でしたが、この唯一無二の体験をより多くの方に届けたいという想いから、展示終了後も全国で体験できるよう販売を決定しました。

「展示を通じて想像を超える反響をいただきました。同時に、万博という場が持つ圧倒的な発信力と影響力を改めて実感しました」(青山)

万博に来られなかった人たちにもぜひ体験してほしいでスー!

大感謝祭に込めた想い

現在、2026年3月までの期間限定で、サイエンス初の公式セール『大阪・関西万博ありがとう大感謝祭SALE」を開催中です。ミライ人間洗濯機にも採用されたマイクロバブル技術搭載のシャワーヘッド「ミラブルzero」を、通常価格49,390円(税込み)のところ、33,000円(税込)で販売しています。

感謝祭には、ファインバブル技術を一人でも多くの方に体験していただき、その価値を実感いただきたいという想いと、これまでのご支援への感謝と、次のステージへ進む決意が込められています。

「感謝祭は、これまで支えてくださった皆様への感謝であると同時に、ミラブルテクノロジーをより多くの方に体験していただくための新たな一歩です」(青山)

ミライ人間洗濯機が描く未来 ―55年越しの夢、その先へ―

1970年の大阪万博で初めて「人間洗濯機」が展示されてから55年。当時は夢物語だったコンセプトが、2025年の大阪・関西万博で現実となり、さらに商品化という新たなステージへと進もうとしています。青山が見据えるのは、ファインバブル技術を通じて、人と地球に優しい世界を創造すること。ミライ人間洗濯機は、その壮大なビジョンの象徴です。

「閉幕後も『カラダもココロも自動で洗われる時代へ』というコンセプトのもと、癒しと再生の体験をより多くの方にお届けし、新たなライフスタイルの創造に貢献してまいります」(青山)

55年越しの夢は、今、新たな一歩を踏み出しました。そしてその先には、まだ見ぬ可能性が広がっています。

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